【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー
2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ
依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、
親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。
過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。
■自分の心の声と繋がっていますか?
コロナで自粛を求めらめれていることもあってなのか?
カウンセリング では、「ひとりの時間が寂しい」という言葉を聞くことが増えています。
あるクライアントさんは、最近彼氏と別れて、孤独感を感じるようになったという方と
孤独がこわいから、彼氏と別れたくても別れられない…という方・・・・
どちらの方も
誰かと一緒にいても
この孤独感はなくならないとおっしゃっていました。
昔の私もそうでしたね〜
常に誰かを求めていましたが、誰といても、孤独感から開放されず
なんで私って独りぼっちなんだろうって、
夜中によく、暗い音楽聴きながら一人で泣いていました。
誰かと一緒にいても孤独を感じるなら、どうすることもできないって思ってしまいそうですよね。
孤独感って、辞書にはこうあります↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仲間や身寄りがなく
ひとりぼっちであること
共感する相手や頼る者がいなく
寂しい気持ち
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
だとすると
この孤独感は・・
<他者では満たせない孤独感>
<自分が心を開いて、
心を通わせる存在がいない孤独感>
とも言えそうですね。
そもそもこの孤独感を持っている人は
過去の私もそうでしたが
<私は受け入れてもらえない存在>
そう思い込んでいます。
それは無自覚だったり
何となくだったりですが…
<私は受け入れてもらえない>
そう思っているからこそ
自分から人に心を開くことや、自分を表現することに、ダメだって制限がかかってしまって
「相手が望む自分」を演じようとしてしまいます。
相手が望む自分を見せていれば、気に入られることや受け容れられることはあっても
「本当の自分」と
繋がっているわけではないですから
いつまでも孤独感は無くならないんですよね。
やはりここも幼少期の頃に、
条件付きには認められた経験はあっても、
「無条件」で受け入れてもらえた経験を重ねることができなかったことが影響しています。
条件付きというのが・・・
親にとっての
「良い子の自分」「理想の自分」
家族の中の
「世話役の自分」「ピエロの自分」
「問題児の自分」
この自分なら受け入れてもらえそうだけど
そのままの自分を表現すれば
怒られた、否定批判された、
無視された、不機嫌になられた
これらの経験の積み重ねによって
<私は受け入れてもらえない存在>
そう思い込んでしまうんですよね。
だから人間関係や恋愛相手に対して
あの頃の自分と同じように
「相手が望む自分」を演じて、受け入れてもらおうとするわけですが
それができなかったとき
要は、受け入れてもらえてないと感じたときに
あの言い方がまずかったかなぁ…
もっとこう言えばよかったかなぁ…
などなど。。。
必要以上に自分を責めてしまうので
より一層、孤独感は強まっていきます。
悪循環しかないので、ホント、つらい感情なのですが・・・
でも大丈夫ですよ〜〜!
同じ思いを持っていたクライアントさんも
私自身も、
抜け出すことができましたから(*^▽^*)!
どうしたらいいのか?
自分自身が「本当の自分」と繋がることです。
自分のことは受け入れてもらえない存在だと思っている自分は
どんな気持ち?
どんな感情を感じていると思いますか?
・
・
・
一番は、恐れなんです。
現実は自分の心と脳がつくっているので
相手に受け入れてもらえない恐れを持って接すると、恐れを感じる現実がつくられていきます。
まずはこの恐れを感じる自分と繋がれるように
『そっか〜、こわいんだね。』って、恐れを感じている自分を認めてあげることです。
こうして自分の本当の気持ちと繋がることができれば
365日自分とはいつでも一緒ですから、この孤独感は和らいでいきます。
自分自身に対して、本当の自分を出して、どんな自分も認められるようになると
他人への恐れは、どんどんマシになって、気にならない感覚まで落とし込むことができます。
ぜひあなたも、孤独を感じる自分と繋がってみてください(*^▽^*)
ひとりで抱え込んでしまっているときは、ご相談くださいね。
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★編集後記
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「本当の自分」と言われても、分からないと感じる方もいらっしゃいます。
それだけ、周り(家族)の気持ちばかりを考えて生きてこられたのかもしれませんね。
本当の自分とは、自分の気持ちや感情を大切に扱うことでもあるので
分からないと思う方は、食べることでも、休日の過ごし方とかでもいいので
「心地よいのか?」
「不快なのか?」
ここを感じることから始めてみてください。
くれぐれもジャッジはしないで、心地よく感じることから見つけてみてくださいね。
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