精神科の診察が合わなかったという方々から「流れ作業で、ちゃんと話を聞いてもらえなかった」「お薬飲んでも変わらなかった」
このようなお話を聞くことがあります。
同じ思いをお持ちの方に、何か参考になればと今回書かせていただきました。
【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できる心理カウンセラーの自己紹介はこちら
■恋愛依存症の改善は専門としている所が効果的
私のところにに来られる方は、どちらかというと、精神科の診察が「合わなかった」と感じられた方がご相談に来られることが多いです。
私個人の考えとしては、
精神科の診察や治療、カウンセリングに対して否定的な考えは一切ないのですが
実際に「合わなかった」と感じられたクライエントさんのお話を聞くと
「なるほどな〜」とか「あぁ・・その対応ならそう思っちゃうよね。」と思うケースがあるのも正直なところです^^;
(反対に、良くしてもらった〜というお話も聞いています。)
その中でも「ちゃんと話を理解してもらえない」というお声が多く
苦しい思いの中、診察に行かれた方すると、
とても残念な、悲しい気持ちになられたかもしれないですね。
中にはしっかり話を聞こうとする先生もいらっしゃるとは思いますが、
なぜそのような事が起こりやすいのか?
考えられる事の一つとして、
一番感じるのは
恋愛依存症というのは
病気という定義付けがないので
専門としている所以外の一般的な病院では
恋愛依存症に詳しい先生が現時点では、ほとんどいないのではないかと思います。
詳しくなければ、恋愛依存症の方への適切な対応、改善方法などが分からないのも仕方がないかもしれませんね。
病院での対応は基本、お薬での治療が主流なようですから、恋愛依存症を直接治すお薬は無いので出せないと思いますが
恋愛依存症の影響による不安症や禁断症状、鬱状態や不眠症などを和らげるためのお薬の処方であったり、対処療法になっていくとは思います。
お薬は付き合い方によっては有効とは聞きますが、薬を使わず、恋愛依存症による問題を解決したい人
ちゃんと話を聞いて欲しい人
しっかりと恋愛依存症から卒業したい人には
恋愛依存症を専門とする元でのカウンセリングをお勧めしますし、カウンセリングの方が効果的だと思います。
その理由を簡潔にお伝えすると
恋愛依存症になる根本的な原因は、愛着障害、アダルトチルドレン、機能不全家族にあるからです。
アダルトチルドレンとは、子供の頃の傷つき体験を抱えたまま大人になった人たち
機能不全家族とは、
家族として機能してない(親子逆転や、毒親など)家庭のことを言います。
そして幼少期の頃の母親との愛着問題が原因にあるため、恋愛依存症の症状を回復させていくには、健康的なコミュニケーションの経験が必要になっていきます。
傾聴をベースとしたカウンセリング(対話療法)が、その経験の場の一つになることと
人が辛い思い、
苦しい感情から立ち直っていくには
<人に自分の心の中の思いを語る>
↓
<その思いを受容してもらう>
このプロセスが重要であり、 ”経験” することがとても力になっていくからです。
例えばですが「薬を飲んでも良くならない」これも一つの "経験” として実感したからこそ
別の方法はないか?と、検索という行動を起こしたり、調べるという次の行動に出ているのだと思うんですよね^^
こうした一つ一つのプロセスを積み重ね、
人は、回復へと繋がっていくものですから
恋愛依存症による苦しい感情を回復させたいと思う方は、ぜひカウンセリングも検討して頂けたらと思います。
おひとりで抱え込む前に、
ご相談にいらしてくださいね(^ ^)
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