【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施、愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できるカウンセラーのプロフィールはこちら
■相手なりの愛情を見つけることの大切さ
先日・・・
家の仕事場で書類探しをしていたら
小学校3年生のときに、父からもらったクリスマスカードが出てきました。
「おぉ〜懐かしい!!!」と思って、
何十年ぶりに手紙を開くと
父が私を思う気持ちが込められたメッセージが書いてあり
思わず涙が溢れてしまいました。
きっとまだ癒されきれてなかった昔の私なら・・
「何こんなカード!」
「どうせよくあるクリスマスカード!」
「わ、見たくないし、いらない!」
とか言いながら、開くことなく、引き出しの奥にしまい込んでたと思います。笑
カードを見つけたのも必然だったかもしれません。
父に対しての感じ方や捉え方が変わったのも、インナーチャイルドセラピーを使って、愛着障害やアダルトチルドレンの問題を克服できたおかげなんですよね。
それまでの私の父のイメージは、
ものすごくこわい存在で
父に愛されていたというよりも
父の気分で愛されてたと思っていました。
でも自分のインナーチャイルドを癒し
父なりの優しい想い
父なりの愛情がちゃんとあったことを思い出せたことで
もう何十年も会ってない父からのクリスマスカードを、何十年ぶり越しに愛情として受け取ることができました。
これまた不器用な父の字や
子供用に漢字をひらがなにしてあるところとか
胸が締め付けられる思いになりましたね。
何を伝えたいかというと・・
人の記憶や感情には、「思い違い」 「思い込み」 があるということ。
幼少期の頃の私には、
子供なので父なりの愛情というものが分かりませんでした。
愛情が無いとは思って無いですが、「なんか違う…」そんな違和感はあったと思います。
その違和感が年月と共に重なり、「私のことなんでどうでもいいんだ」そんな思いが芽生え
小さい私の心は愛情不足となって、心の傷が残ってしまったんだと思います。
インナーチャイルドセラピーを通して、『親に愛されてないのは思い違いだった』これはかなりの衝撃でした。。。
思い違いが起こったのは、私の望む愛し方では無いから、父なりの愛情を受け取れなかったんですよね。
こうした些細な経験が、大人になってからの恋愛で恋愛依存として大きな影響を与えます。
どう影響するかというと、私は両親の愛情不足を無意識に彼氏に求め
親にしてもらえなかった愛情を、彼氏で埋めようと依存していきました。
でも人は、自分の思う通りに愛して欲しいと要求すればするほど、逃げていくもので
私の依存は増すばかりで、満たされることはありませんでした。
実はこの思いが、パートナーとの間にも高い壁をつくってしまうんですよね。
それは・・・自分の思う通りの愛情を求める人ほど、相手なりの愛情を受け取って無いことが多いからです。
<自分の望む愛情>をしてくれるか、してくれないかばかりに囚われてしまうから
彼なりの愛情や思いやり、優しさを受け取れなかったり気づけなかったりするんです。
こうした要求も依存的な好きの状態です。
愛情を受け取れないままだと
彼に愛されてないんじゃないか?
他に女がいるんじゃないか?
勝手な妄想が膨らみ、
不安になって悪循環になったりします。
これは恋愛だけじゃなく、
人間関係にも言えることだったりで…(^^;)
すると相手の方も、自分の愛情や思いに気づいてもらえないと、悲しい気持ちになったり、逆に俺のこと、私のこと嫌いなのかな?そんな気持ちにもなりかねないんです。
それこそ、こちらこそ思い違いだよ〜!!って、言いたくなりますよね・・・
でも自分の思う通りの愛し方が出来るのは自分だけなんです。
自分を愛せてないから、人からの愛が欲しいのかもしれないですね。
なので彼に愛されているのか?不安になった時は、彼はどんな人間なのか?よく思い出してみてください。
彼なりの愛情表現、彼なりの不器用な優しさがきっとあるかもしれません。
あなたも「無い」ではなく、「ある」を探せるように自分を慣らしていきましょう~
それでも彼に好かれているか分からない不安を抱える方は、一人で抱え込まずにご相談ください(^ ^)
<関連記事>
●もっと詳しい内容は「無料メルマガで発信してます♪」