■「生きる意味がない」気持ちの奥を探ってみましょう
恋愛依存のカウンセリングでは
「彼氏と別れて、気持ちの整理がつかない」
この思いを何とかしたいと、
カウンセリングをスタートされた方がいらしたのですが
どんな思いが苦しさになっているのか?
お話を聴いていくと
見捨てられ不安もあるけど、
それよりも、彼氏の存在が無くなった事が一番辛いと感じていて
カウンセリングの中でも
「生きている意味がない」
「いつ死んでも悔いがない」
とにかく死にたい思いが強い状態だったのですが
死にたくなる心理として考えられるのは・・
別れた直後に頭の中で巡る思いが
別れ=生きてる意味がないですから
彼氏の存在=自分の存在価値
ということになります。
この方にとって、
彼氏の存在が無くなることは、自分が存在する意味が無くなる事と同じ意味を持つから
彼氏の存在が無くなった現実に、一番辛いと感じるのではないかと思います。
本来ならば、
彼氏の存在と自分の存在は別物ですから
彼氏の存在次第で、自分の価値や生きる意味が決まるはずがないんですよね。
でも無意識下では、
一心同体のように繋がっている状態だから
彼氏と切り離されてしまうと
死にたいと思うくらいの辛さや苦しさが出てくるのだと思います。
なので彼氏と別れた直後の苦しみを和らげていくには・・
彼が居ても、居なくても、
自分の存在価値というものを
自分自身で認められる状態になれば
彼氏を失った後に、
たとえ辛さや寂しさが出てきたとしても、
死にたくなるほどの辛さを味わうことは減ると思うんです(*^^*)
ではなぜ自分の価値を認められないのか?
今回の例で見ていくと・・
彼氏の存在が居れば
(誰かに必要とされる自分、誰かに愛される自分なら)
私は生きてる意味がある
私は存在する価値がある
こうした何かしらの条件が無ければ、自分の存在価値を認められない状態にあるからです
なのでここでの問題は・・
「死にたい、生きてる意味がない」
この思いを生み出してる原因である
自分の価値を条件付きでしか認められない
この思いが根底にあることなのです。
ではなぜ?条件付きではないと、
自分の価値を認められないのか?
ここも幼少期が関係しているのですが
幼少期にも、条件付きでの褒められ方
認められたと感じられた経験が影響していることが考えられます。
よくあるケースをあげると・・
→良い子の自分なら
→姉としての自分なら
→成績が優秀な自分なら
(親が気に入る自分の基準が含まれていることが多いです)
自分のままでは認めてもらえないけど、
親の喜ぶ自分なら
笑ってくれる
優しくしてもらえる
怒らずにいてくれる
こうして何かが出来る自分なら
認めてもらえると思い込んでしまったのかもしれませんね。
これがもし。。
無条件に自分を認めてもらえてたら
どんな自分(欠点も含めた自分)でも、肯定的な態度で接してくれていたとしたら
大人になった今も、自分で自分を認めてあげることが出来たかもしれないですよね。
自分は自分でいいんだと、
自分に自信が持てたかもしれないですよね。
自分で自分を肯定することが出来たら、
彼氏に認めてもらう必要がなくなりそうじゃないですか(*^^*)
そうなれば、彼氏に認めてもらおうと、必死になる必要もなくなり、死にたくなるほどの苦しさを味わう必要もなくなりそうですよね。
これは恋愛面だけでなく、他の人間関係や仕事面などにも繋がっていくと思います(*^^*)
自分を肯定することが難しい
彼氏が居ないと生きてる意味がないと思う自分から抜け出し方は、
一度ご相談くださいね(*^^*)
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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
主に愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題
親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。
過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。