”自分には味方がいない” この思いを抱える方に伝えたいこと


■自分の本当の味方となれる存在とは誰か?


 

 

恋愛依存をテーマにしたカウンセリングでは

 

 

「味方になってくれる存在が欲しい」という思いをよく聞きます。

 

 

味方とは、どういうことなのか?

お話を聞いていくと・・・

 

 

「どんな時も私の気持ちや考えを肯定して受け止めてくれる人」

 

「絶対に裏切らないで、応援してくれて、何があっても私の傍にいてくれる人」

 

「ありのままの私を好きになってくれる人」

 

 

これらの思いから見えてくる共通点は

 

 

自分を否定しない人

 

どんな自分も

受け入れてくれる人 

 

裏切らない人= 味方

 

 

という、捉え方を持っていることが分かると思います。

 

 

この思いを持つ方は

 

 

自分の味方になってくれる存在はこの世にいないと、絶望感を何度も味わいながも

 

 

その思いを捨てきれずに、たった一人の味方となってくれる存在を探し続けたり

 

 

本当の意味では、味方にはなってくれなそうな、不誠実な男性、未熟な男性に惹かれやすい傾向があります。

 

 

なぜそのような現実をつくり、抜け出せなくなってしまうのか?

 

 

色々な要因はありますが、

依存という観点から簡単に言ってしまうと

 

 

自分の欲求や

依存を満たすため

 

 

に、なっているからなんですね。

 

 

じゃあなぜ、依存的な欲求を持つことになってしまったのか?

 

 

カウンセリングでたくさんの方のお話を聞かせていただく中で、ある共通した、家庭環境や家族との関わりがあるのですが

 

 

それは

 

 

家族の中に、自分の味方になってくれる人がいなかった

 

 

味方がいないということは、親からの尊重や肯定的な態度や言葉掛けや態度が足りなかったり、家族の中に敵と見なす相手がいたのかもしれません。

 

 

例えば自分が家族の誰かに殴られたり

感情的な怒りを向けられて怖がっていても

 

 

誰も庇ってくれず、

助けてくれる人がいなかった

真面目に話を聞いてくれる人がいなかった

 

 

こうした経験も影響していきます。

 

 

だからこそ今度こそはと、家族では満たせなかった思いを、今の自分にとって大事な人に求めたくなるのかもしれませんね・・・

 

 

本当は、

自分を理解してくれる人

自分を信じて応援してくれる人

 

自分の気持ちや考えを真剣に聞いてくれて

普通に会話ができる人が欲しかったのではないか・・・

 

お話を聞いていると、心の中の切実な願いが伝わってきます。

 

 

でもどこかで腹を決め、連鎖を断ち切っていかなければ

 

 

いつまでも、誰かの承認を必要とする依存的な生き方から抜け出せなくなっていきます。

 

 

そして依存だけではなく

 

 

自分の味方=  ”自分の望みや願いを叶えてくれる人”  という捉え方を持って人と接していった場合

 

 

相手が自分の期待通りにならなかったときに、

強い怒りや自己否定を感じ

 

 

その相手を自分から遠ざけたくなったり

相手の粗ばかりに意識が向くようになったりと・・・

 

 

人との交流に偏りが出てきたり、

心の距離を縮められない付き合い方になってしまいやすいんです。

 

 

まとめると、下記の問題が出てきます。

 

 

・いつまでも依存的な恋愛を繰り返す

 

・人付き合い、恋愛相手とのコミニュケーションが上手くできない

 

・常に自分を心地よくしてもらえる人としか関われない

 

・分かってくれないと不満が溜まりやすい

 

・人の反応に敏感で、自分の本音を話せない、心を開くことがこわい

 

・孤独感が募り、誰でもいいから自分を受け入れてくれる存在が欲しいと探し続け彷徨う

 

 ・表面的な付き合いはできても、信頼関係を築けない

 

 

などなど。。。

 

 

でも、これから先の自分の恋愛や人生をもっと軽やかで、楽しいものにしていきたいとお考えの方は

 

 

まずは、自分が自分の一番の味方になることです。

 

 

自分なら自分の望みを叶えられる、唯一の存在ですから^^

  

 

ここで誤解しないで頂きたいことは、孤独になると言うことではないですよ^^;

 

 

誰よりも自分の理解者になれる自分自身を「味方」につけるということです。

 

 

それが実感として分かってくると

 

 

 ”自分を満たす”  ”自分を大切にする”  という意味も分かってくるはずです。

 

 

そして「自分が自分の味方になる」とは、どういうことなのか?

じっくりと考えてみてください。

 

 

悩んだら、ひとりで抱え込まずにいつでもご相談くださいね^^




「依存的な恋愛や人付き合いになる自分」から

卒業したい人へ

当ホームページ記事やInstagramよりも、もう少し深い内容は、無料メルマガにて不定期ですが発信しています。無料メルマガのご登録先はこちら

 


【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施。主に愛着問題、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できるカウンセラーの詳しいプロフィールはこちら 


 

________________________________

 

★編集後記

________________________________

 

 

「あなたの味方だよ」という言葉は、時として、人の力にもなるので

とても魅力的な表現でもありますよね^^

 

私も何度も救われた経験があります。

 

でも反対に、自分には誰も味方がいないという思いを持つと、

孤独感や疎外感を強めてしまいます。

     

自分に対し、同じ言葉を向けるなら「あなたの味方だよ」って言ってあげられる人間であった方がきっと自分の力になれるはずです。

     

自分の中で生まれる思考や感情は、全て自分に向けられていきますから

     

否定的な考えが多いと

人の心は蝕まれていきます。

     

生きづらさから抜け出したい方は、少しでも多く、物事への捉え方の幅が広げられる取り組みをしていってくださいね。

 


 

<関連記事>

 

自分を愛してくれない母親から自立して自分を満たすに

 

誰にも分かってもらえない強い孤独感を感じる原因は・・

 

「永遠の愛はこの世に存在しない」無理に信じなくても大丈夫

 

     


■依存別チェック無料診断