「自分と向き合う」とはどういう事なのか?【体験談】

 

【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

一般社団法人全国心理技能振興会

認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施

愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ

依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できる心理カウンセラーの自己紹介はこちら        

 


■自分の心の声を知る事は、幸せに生きる流れに繋がっていく


 

 

カウンセリングを使って「自分と向き合う」とは、どういうことなのか?

 

 

今回は簡単にお話しようと思いますが

 

 

まず先に、実際にカウンセリングを受けて頂いたクライエントの方の声をお読みいただけたらと思います。

 

 

クライエントの方の貴重な気づきと実感ある言葉は、私の言葉よりもずっと重みがあると言いますか・・・

 

 

きっと悩みを抱える方の力になると思い、掲載許可をいただきました。

 

 

快く承諾いただき、感謝しています^^

 

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※カウンセリングを卒業されて、約2年ぶりに頂いたメールになります。

 

【個人の感想になります】

 

ユキ先生。今日はどうしてもお礼が言いたくてメールいたしました。

 

不倫関係にあった彼に振られ、自分の依存体質が母親との関係性から起因するものと指摘していただきました。

 

カウンセリングを受けている最中は、アドバイスがもらえないことを、もどかしく感じていましたが、

2年以上経った今、先生が気付かせてくださったことが、どれだけ私の人生を変えてくださったか。。

本当に感謝しきれません。

 

私はその後冷えきった夫婦関係にピリオドを打ち、新しい生活をスタートして2年になります。

 

心がざわざわしても、私は何が嫌だった?悲しかった?と自分の声を聞いてあげて、まずは認めてあげる。

 

このことが当たり前にできるようになってから、人間関係で悩むことが格段に減り、あんなに未練のあった不倫相手が、頭から綺麗に消えていきました。

 

そして、恋人がいなくても「幸せだな~」と感じられるようになりました。

 

カウンセリングを受けていた頃は、相手のことを考えるばかりで、自分の心の声を全く無視していたんですね。

 

このことに気付かせてくれたのがユキ先生です。

 

ユキ先生に出会えて、本当によかったと最近思い出すことが増えご連絡いたしました。

 

お忙しいと思いますのでお返事は結構です。

 

お身体に気を付けて、素敵なお仕事をこれからも続けてほしいです。

 

目を通していただき、ありがとうございました。

どうぞお元気でいてください!

 

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自分と向き合うとは、どういうことか?

 

 

すごく簡単に言ってしまうと「自分の心の声を聞くこと」ではないかと思います。

 

 

自分の中の何かを変えていくということは、どんなことであれ、全てはここから出発すると言ってもいいと思います。

 

 

でもこれが特に、

長期的に抱える苦しみや、深い悩みであればあるほど、簡単なことではないんですよね。

 

     

このクライエントの方も仰るとおり、人が真剣に悩んでいる時というのは

 

 

意識が自分の内側よりも、外側のものに、解決へ繋がる答えを求めたくなってしまうものなので

 

 

自分の本当の気持ちや、心の中で何が起こっているのかは、なかなか気づけない時の方が多かったりします。

 

 

それは何故かと言うと・・・

 

     

人が悩みを抱えている状態(依存状態も含む)というのは、少なくとも通常の自分よりは、感情的になっている状態ですから

 

 

自分でも気づかないくらい、とても狭い視野でしか自分や周りのことを見れなくなっています。

 

 

(※ここでの感情的というのは、激昂だけではなく焦り、不安、恐怖なども含みます。)

 

 

狭くなっている視野から

 

 

自分自身のことや状況を「正確に捉える」ことは、誰だって難しくなってしまいますから

 

 

どんどん不安が膨らんでいったり、まだ起こるか分からない未来に怯えや恐怖を抱き

 

 

苦しい状態から抜け出せない流れをつくることになっていきます。。。

 

 

だからこそ悩んだ時、解決したい何かを抱えている時に大切なことは

 

 

「自分の、心の声を聞く、心に問う」

 

 

という視点が必要になっていくんですね(^ ^)

 

 

カウンセリングでの取り組みで、まずクライエントの方に話して頂いくというのも

 

 

感情的な状態から、客観的な状態に戻していく流れをつくるための作業の一つでもあります。

 

 

人は視野が広がれば広がるほど、落ち着いて物事を捉えていくことができますから

 

 

自然と解決への糸口を見つけられたり、次の打つ手が分かっていきます。

 

 

このクライエントの方が現在、幸せを感じられている状態ということは

 

 

恐らくですが

 

 

<自分の幸せとは何か?>

 

 

自分自身に問い続け、自分が本当に求める幸せに気づけたからではないかと想像します。

 

 

自分が求める幸せに気づけたからこそ、そこに向かって歩いていくことができるわけですね。

 

     

それが今は自然にできるようになっているということは

 

 

カウンセリングの時間の中で、自分の心の中の思いを「言葉」にしていくという作業だったりの

 

 

「自分の内側と向き合う経験」が役立ったと言っても言い過ぎではないかもしれません。

 

 

でもその経験も、生かすかどうかは自分次第ということになります。

 

 

生かすというのは、悩みや苦しみから「学ぶ」姿勢かもしれません。

 

 

私から、積極的にアドバイスをしないのも、実は大事な理由があって、意地悪でとか、傾聴ベースだからとかではないんです。

 

 

クライエントの方自身で、自分のことや、置かれる状況について考えるからこそ

 

 

自分で解決する力を身につけることができますし、解決に繋がる深い気づきを増やすこともできるからなんですね。

 

 

その積み重ねが自律へも繋がっていくわけです。

 

 

(※それだけではなく、もっと専門的な理由もたくさんあります。)

 

     

自分の中に変えたい何かがある方、自分の人生を見つめ直したい方は、ぜひ心の中の自分と会話をしてみてください。

 

 

どんなに黒い思い感情だろうとOKですし

 

 

最初は「疲れた〜」と思ったら

「なんで〜?」て聞く程度でいいんです。

 

 

大切な人が辛いなぁって落ち込んでたら

「何で〜?」って聞きたくなりますよね。

 

 

そんな感じで十分です。

 

 

でも気をつけて欲しいことは、自分では抱えきれないものは、心の専門家に相談したり、一時的にでも人を頼ってくださいね。

 

 

たった一人で解決できないことの方が実は多いですから(^ ^)

 

 

 


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★編集後記

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心と向き合うのが好きな私は、周りから変わってるだの珍しいだの言われますが……

 

 

”カウンセラーとしての自分” との対話も

なると決めた時から続けていることの一つです。

 

 

そこで「クライエントの方が幸せになるための本質的な援助とは何か?」

という事を私は最も大切にしています。

 

 

きっと最短で簡単に克服できますよ〜とか、私が導きます!とか。。。謳っている人の方が好まれやすいのでしょうが…

 

 

本当の意味で劇的な変化なんて稀なこと・・・というのが真実なので

 

 

今後も、悩みを抱える女性が、心から笑顔になるような支援ができますように取り組んでいきたいと思います(^ ^)

 

 

 

 

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