「依存的な恋愛や人付き合いになる自分」から
卒業した人へ」
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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施。愛着問題、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できるカウンセラーの詳しいプロフィールはこちら
■”二人だけの世界” にならないようにすることの大切さ
今回の記事はDVについてになりますが、書こうと思ったのは、先日プライベートでですが
運動がてら一駅前で降りて家まで歩いている途中に、うずくまって泣いてる女性がいて
同世代くらいの人で、体調悪いのかな?どうされたのかなって妙に気になり、、話しかけてみたら
ご主人に暴力を受けた直後でかなり動揺されている状態でした。。
それを聞いてしまっては、このまま何もせず帰るのもどうかと思い……
結果的には20分くらいかな?
その場で話を聞いてみたら、
だんだんと気持ちが落ち着いてこられたので
支援先などの検索方法なども伝えて
そこでお別れしたのですが
色々と複雑な思いで…
モヤモヤしながら帰りました。。
少し前置きが長くなりましたが…
そんな経緯があり
その女性が受けてるDVは、
肉体と心への暴力ですが
やはり出てくる言葉には
「私が、悪いんですかね。。」
「私が怒らせなければ…」
自分が悪いからこうなったんじゃないかって、
考えてしまっているんですよね。
そう考えてしまうのは
この方がネガティブな思考だからというよりも
DVによって、思考がコントロールされていることが今は大きいと思います。
細かく言えば、
被害者加害者の心理ってあるんですが
今現在DVを受けていて、心が疲れ果ててしまっている人に気づいてほしいことは
「自分の心は、パートナーのコントロールの世界に乗っ取られているんだ」ということです。
相手の世界の中の正しさに
じわじわと蝕まれてしまっていて
通常の自分の判断や考えは、
押し込められてしまっている状態です。
だから自分が悪いって
錯覚させられちゃってるだけであって
仮に、100歩譲って
自分に何か落ち度があったとしても
DVを受けていい理由は何一つありません。
それとこれは関係ない話ですし、どちらかが悪いとかの話で片付けていいことではなく
DVをやってしまう側が気づいて向き合わなければならない心の問題なんです。
このように、傷つけ合う関係なのに別れられない関係のことを共依存関係と呼びますが
DV・デートDV、モラハラを受けていて、
心身ともに疲れ果ててしまってるいる人にお伝えしたいことは
かなり勇気のいることだと思いますが、
まずは自分が信頼できる第三者に話を聞いてもらうことを考えてみてください。
自分の安心安全基地を見つけること。
今回の件を通して改めて感じたことは
やはり共依存関係というのは主従関係になりやすく、二人だけの狭い世界になってしまうので
盲目的な関係で、
他人を入れない関係になっています。
できるだけ二人だけの時間を減らし、
積極的に他者との関わりを増やすこと
相手の価値観だけじゃなく、
色んな価値観に触れていくことです。
相手の意見がすべて正しいと、相手の存在が全てだと思わないようにしましょう。
そうやって他者との関わりを通して
"自分が責められるべき存在ではない"ことを
思い出してほしいなと思います。
※DV、デートDVとは、精神的、身体的、経済的、性的暴力
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★編集後記
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今回の経験を通して
とっさに出た対応でしたが
普段のカウンセリングとはまた違う関わり方に
私自身、学ばせていただきました。
今回の女性へは
一期一会だとしても、
精神的にも肉体的にも
自分が暴力を振るわれることを許さないで欲しいと…
勝手ながら願ってしまいます。。
今回はいつもと違う感じの内容ですが、
反対に私のモヤモヤを読んでいただきありがとうございました(^_^)
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