【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ
依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できるカウンセラーの詳しいプロフィールはこちら
■あなたの中の「厳し過ぎる自分」の存在に気づいていますか?!
先日のカウンセリングで
「初期に比べたらずいぶん変化しましたよね〜」というお話をしていたクライエントさんから
数週間後に・・・
「また彼に感情的になって、同じことを繰り返してしまいました。
なんで自分にはできないんだろうって自分を責めてしまいます。
私は何をやるべきか、もしアドバイスがありましたら教えて頂けると助かります。」
私の元に、こんな感じのご自分を責めるメールが届きました。
(メールサポート内のサービスです^^)
自分と約束したことが守れない時は、悔しいような…そんな気持ちにもなると思いますが
それだけ真剣に自分と向き合っているからこそ感じる悔しさなのかなと、文面からは伝わってきました。
他人になら「よくやってるね」って言ってあげられそうな言葉が
なかなか自分となると、言えなくなってしまうのが人間かもしれませんが
このような人に共通するのは完璧主義なところです。
自分に100点を求める傾向もあって、一つ出来ないことが起こると、自分をどこまでも追い詰めてしまいます。
周りから見たら評価の高いことでも、自分にはダメ出しすることの方が多く・・・
自分の悪いところ探しが得意になっていたりするんですよね〜〜(´∀`)
それが心の癖のようになっている人もいて
例えば
「自分に厳しいのは当たり前」
この思いが根付いてる人は、
一般的には小さな頃から親のしつけが厳しかった、無条件に褒めてもらえなかった
しっかりやらなければという「ねばならない」の環境の中で育った方に多く見受けられます。
気が休まることがないので、心も体も疲れやすかったりもするんですね。。(T_T)
なのでこのような状態の方には、あえてアドバイスは送らず
ご自身を労るというか、できている面にも目を向けてもらうようにお伝えすることがよくあります。
なぜなら、できてない部分にだけフォーカスしている時って、まるでそれが自分の全体像に思えてしまい
自分責めのループから抜け出せなくなってしまうからなんですね。
自分を責めながら自分にとって良い取り組みって、難しいですしね(^ ^;)
自分と向き合うって、いいとき悪いときを行ったりきたりしながら進んでいくものですし
むしろそれが自然な流れですから、うまくいかないことがあっても焦らなくても大丈夫です。
自分に厳しい自分が出てきたときは、「あ、また責めてるな」って、まずはその自分を俯瞰で見るように意識していただくと
責めちゃう自分から少し離れることができます。
依存だけに限らず、自分の中の課題を克服していくということは
完璧を目指すことではなく、できない自分も許せていけることだったりするので
評価ではなく「こんなときもあるか〜」くらいで止めておけるといいですよね(^ ^)
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